途中、いろいろな箇所に縄が当たったりして、そのたびにモジモジするので、言葉をかけると恥ずかしがり可愛く思えた。
胴体と脚の
菱縄が完成したので、隙間を埋めると言うか間延びしないよう縄を編み込み、それで終わろうとしたのだが、本人が後ろ手に縛って欲しいと言うので、高手小手の簡単バージョンで軽く後ろ手に縛った。
デコレーションして写真を撮影した後は、ひたすら
鞭を乱打。6本有るうちの5本の
鞭を打ち分けながら、かなり赤くなった事と本人は我慢強いので大丈夫と言って居たが、後ろ手に縛った部分だけは解かないとならないと感じたので、解いて休憩を入れた。
お茶の支度をさせ、そのあとは、普通に休憩をさせて水分補給させた。
そして、安全確認してから床の間状の台に乗せて、さらにさらに
鞭を打ち続けた。
半分以上が柔らかいバラ
鞭だが、ハードなバラ
鞭、スパンキングラケット、長いバラ
鞭、一本鞭を交互に使いながら打ち続けた。
痛みの痙攣かと思ったが本人には快感の痙攣の様だった。一際激しく痙攣の波が押し寄せると同時に「イッちゃいそうです!」「イキます!」と声をあげた。
脳内エクスタシー、もしくはドライオーガズムかと思った。痙攣の波が退くまでそのままの姿勢で休ませた。聞こえて来る呼吸が安定したので降りるように指示したら、「縄が汚れてしまいます。」と言った。
《えっ?射精したの?》と聞いたら、「はい、射精してしまいました。」と恥じらいながら答えた。
そこそこ長く
調教を経験しているので、ドライオーガズムに遭遇する事は多々ある。だが、
緊縛と鞭だけで射精したのは私も初めてで驚いた。
私にとっては、理想的とも言える
調教内容。感動すら覚えた。
後日、この者から「先日はご
調教いただきましてありがとうございました。初めて鞭で逝かせていただき、新しい自分を発見した気分です。後で思い返してみるに、あの時逝けたのは弥旺様の緩急織り交ぜた絶妙の鞭捌きがあったからだと思います。本当にありがとうごさいます。次回のご
調教もよろしくお願いいたします。」とメールが届いた。まさに女王冥利に尽きるとはこういう事を言うのだろう。